REGZA テレビリモコン - 操作できない場合の分解修理方法

リモコンのボタンの効きが悪くなることがあると思います。
その時は、ボタンをいつもよりもギュッと強く押すことで何とか
操作できることがあります。
しかし、いつの間にか、何度強く押しても操作出来なくなってしまいます。

今回は、そんな場合に試してみる方法を紹介します。

 

目次

1. 困りごと

購入してから6年経過したテレビのリモコンの電源と音量調整のボタンの
調子が悪くなりました。
強く押すと何とか操作出来ることもありますが、何度も強く押さないと
機能しなくなってきました。

リモコンを新規購入することも考えましたが、まずは分解をして問題を
確認することにしました。

 

2. テレビとリモコンの型式

 ① 機器  :東芝 REGZA テレビ 42Z8 (2013年モデル)
 ② リモコン:CT-90442

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3. 必要な工具

 ① 精密ドライバー - プラス
 ② ウエットティッシュ・・・アルコールタイプ

 

4. 作業手順

 ① 下側のカバーをスライドさせて外します。
   カバーを外すと、右下と左下にネジが見えます。

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 ② ①のネジ2本を外します。

 ③ 表と裏のカバーをグッと剥がすように引っ張ります。
   少し力を入れると、写真のように剥がすことが出来ます。

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 ④ 基板と表カバーを固定しているネジ2本を取り外します。
   分解作業はここまでです。

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 ⑤ 音量調整のボタンの裏と基板を見てみます。
   黒光しているのが分かります。表面が濡れていていますが、ゴムの成分が
   溶け出しているようです。これが接触不良の原因でした。

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 ⑥ ウエットティッシュでこの濡れを拭き取ります。
   簡単に拭き取れます。

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   ボタンの裏と基板の表面を拭き取りました。

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 ⑦ ⑥と同様に、電源ボタンの裏と基板の面の濡れを拭き取りました。(写真なし)

 ⑧ 組み立て作業を行います。
   基板をボタン側にかぶせ、2本のネジで固定します。

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 ⑨ 裏カバーをカチッとはめ込んだ後、表面のネジ2本を締めて固定します。

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 ⑩ 下側のカバーを取り付け、元通りにして完成です。

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5. 作業後の効果確認

 今までが嘘のように、他のボタンに同じく問題なく操作が出来るようになりました。

6. その後

 作業してから数週間経ちますが、問題ありません。

 作業は至って簡単です。
 リモコンを買い換える前に、この作業を試してみることをお勧めします。

 

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