REGZA - 電源が入らない
ある日突然、テレビを観ていたら電源が切れました。画面が真っ暗です。
「あれっ!」っと思い、リモコンで電源をONしようとしましたが、全く無反応です。
今回は、その際に行った修理方法を記します。
目次
1. 困りごと
テレビの電源がONしなくなりました。
今回は再び電源をONしようと思っても、うんともすんとも言わない。
電源OFFしている時、通常、テレビの右下部分が赤く点灯するものの今回は、何も点灯していません。
今思うと、ごく稀にテレビの電源が突然OFFすることがありました。
今回はいつもと状況が異なるため、再び(先日はファンに異常が発生しました)裏のカバーを開けて確認しました。
2. テレビの型式
◯ 機器 :東芝 REGZA テレビ 42Z8 (2013年モデル)
購入時期:2014年4月
問題発生:2022年1月
使用期間:7年9ヶ月・・・そろそろ寿命でしょうか?
3. 調べたこと - 東芝サービスへの問い合わせ
症状を連絡すると、メイン基板、電源基板、または両方の基板を交換することになるだろうとの見解でした。
① メイン基板:35,310円
② 電源基板 :24,310円
もしも両方の場合は、6万円に迫る修理費に達成するため躊躇しました。(新品を購入した方が良い)
4. 調べたこと - DIY修理方法
ネットで類似の症状を調べたところ、多くの方がこの症状を経験されていること、及び部品交換で対応していることが分かりました。
ダメもとで、DIY修理でやってみることにしました。
電源が入らないことから、電源基板を疑い、まずは、基板型式を調査することから始めました。
5. 必要な工具
① プラスドライバー
6. 作業手順
① テレビ裏側のカバーを固定しているネジを全て外します。
② 裏カバーを外します。
全てのネジが外れていれば、簡単に外すことができます。
③ ②の裏カバーを外すと各種基盤が見えます。結構スカスカです。
④ 左側の大きな基板が電源基板です。
(コンセントからの100Vが供給されています)
⑤ 基板の型式は、「V71A00029500 PSLF226A01A」でした。
⑥ 外観上で、基板の問題点の確認をするため、基板を取り外します。
まず、基板に接続されている各種コネクターを外します。
(計5箇所)この時、右側の青いケーブルを外す方法は、端子の黒い部分を手前に起こすようにすると外すことができます。
⑦ 基板を固定しているネジを全て外します。ネジ x6本です。
⑧ 基板の表面、裏面を観察しました。
特に焼けている部分、外れている部分はありません。
⑨ 外観で見つけられる問題がわからなかったため、基板の手配を行いました。
ヤフオク、ヤフーショップ共に、中国からの発送でした。
価格は、5,500円でした。
⑩ 手配からおよそ10日後、無事に届きました。
箱は頼りなさそうですが、基板はしっかりと緩衝材で包まれており問題ありませんでした。
⑪ 基板を取り付けて行きます。
⑦で外した6本のネジで基板を固定します。
⑫ ⑥で外したコネクター6箇所を全て取り付けて行きます。
⑬ 基板に手を触れないように気をつけながら、コンセントを繋ぎます。
繋いだ直後、ファンが回り出し、 また正面右下が赤く点灯しました。
→正常な状態になりました。
⑭ 一旦コンセントを外した上で、②の反対の手順で組み立てます。
裏カバーを取り付けた後、全てのネジで裏カバーを固定して作業完了です。
7. 作業後の効果確認
コンセントを接続し、電源ON。
問題なくテレビが映るようになりました。
8. その後
作業してから数日経ちますが、問題ありません。
諦めて買い替えるのが一番簡単ですが、ダメ元でも5,500円で試した甲斐がありました。
テレビを買い替える前に、この作業を試されることをお勧めします。